リスキリング推進宣言企業に行ってきました♬ 社会福祉法人泰仁会 編
2024/12/16
リスキリング導入に向けて始めたこと
人手不足という深刻な課題を抱え、泰仁会が打開策を模索する中で、見つけた答えの一つが経営戦略としてのリスキリングだ。
DX推進により業務の効率化が期待できるため、デジタル化できる部分はデジタル化。その分その時間を利用者の手厚いサービスに充てれば、地域貢献に繋がるだけでなく、法人全体の成長も見込める。
そこで、まず、体制づくりとして、課長2名にリスキリングの導入を担わせることに。2名とも介護の現場を熟知の生活相談員だ。この業界でリスキリングを推進していくにはどのような計画策定が必要か、そして、どのような取組をすべきかを学び、それを法人全体で共有、フィードバックする役目も果たしている。学びの場のひとつに、県主催の経営者、人事担当者、個人を対象としたワークショップがある。参加して多くの収穫があったという。例えば、異業種の人たちと意見交換、情報交換をする中で、参考になる事例を取り入れることができた。自社の取組を省みる意味でも大きい。
さらに、この2名の課長の重要な業務として、従業員との定期的な面談がある。
従業員個々の強み、キャリアを尊重しながら、従業員の学びたい意欲と、法人として学ばせたいことのマッチングを考えている。
そして、泰仁会には、ほかにも、リスキリング推進に欠かせない職員がいる。介護職だが、IT分野に明るく、県主催のデータサイエンティスト講座にも参加した介護主任。「業務効率化に向け、複雑なシフトを組む勤務表のシステム化に着手していきたい。」と話す。将来的には、当該職員を中心にIT関係の新部署を創設する考えだ。
従業員個々の強みを尊重、学びを後押しする。そしてそれを業務に活かしていくことで、従業員のエンゲージメントの向上を実現している。
泰仁会さんのリスキリングはまだまだ続きます!✨’