推進宣言企業レポート

リスキリング推進宣言企業に行ってきました♬ 海老根建設株式会社 編 

2024/09/19

「リスキリングの意味を取り違えてはいけない。経営者側には話を聞いてもらいたい。」
海老根建設の柳瀬社長は、県主催のリスキリングワークショップに参加するなど、リスキリングについての学びを深める。

柳瀬社長は昨年度、社内に「建設ディレクター課」を新設した。主な業務は、工事資料の作成と、社内のICT化推進。課長は定期的なミーティング以外、フルリモート勤務だ。
課員の女性は、事務職で採用されたが、入社後にデジタルに関するスキルを学び、今では事務職でありながら、エンジニアさながら山間部の測量に欠かせないレーザードローンも扱えるようになった。
さらに、現在は外注しているドローンで取得した膨大なデータの分析処理についても、内製化を目指し、学びを深めている。彼女こそ、リスキリングによって新たなスキルと業務を手に入れたお手本のような存在といえるだろう。

柳瀬社長は女性活躍やダイバーシティ推進にも力を入れて取り組んでいるが、リスキリングの必要性についてもいち早く理解し、ご自身が会長を務める建女ひばり会の中にも広めようと働きかけている。
そもそも建設業界は採用が難しく、人手不足が大きな課題。海老根建設では重機・建設機械の教習所も開設した。難しいとされる重機の扱いも、ICTを活用して、誰でも正確に、容易に行えるようになれば、業務の効率化、生産性の向上、外国人材の活用などに繋げることができる。
そしてそこでも、教習所の講師は、自社の社員が指導に関する知識など新たなスキルを学び、講師となって活躍。

「今後はICTを活用した新ビジネスを創出したい。」
社長は、社員とともに学び、成長していく未来を見据え、歩みを止めない。

海老根建設さんのリスキリングはまだまだ続きます!✨

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