リスキリングとは

リスキリングとは

リスキリングとは、生成AIなどの影響によってこれまで人間が担ってきた仕事が失われるという社会的な課題に対応するために、また、DXなどによって生産性向上や新事業創出を担っていく人材を育成するために、デジタルスキルをはじめとした新しいスキルを身につける/身につけさせるということです。
ただ学習すればいいのではなく、学んだことを実践していく必要があります。


リスキリングの必要性

デジタル化や脱炭素化の進展により産業構造の急速な変革が見込まれるなか、企業が生き残り、持続的に発展していくためには、成長産業・分野で求められるスキルを習得し、生産性の向上を図るとともに、新たな製品・サービスの創出につなげていくことが不可欠です。
また、経済産業省の労働需要に関する推計によると、将来エンジニアの需要は増えるが、事務・販売員の需要は減少するとされております。需要が減少する分野の技術的失業を防ぎ、円滑な労働移動を促進するために、リスキリングが必要となります。

世界の潮流

AT&T

リスキリングのきっかけと内容

リスキリングの先進的な事例として、AT&Tの事例を紹介します。同社は、「25万人の従業人のうち、未来の事業に必要なスキルを持つ人は半数程度」という分析結果より「ワークフォース2020」というリスキリングプログラムをスタートし、2013年から2020年にかけて、従業員10万人を対象に、10億ドルのリスキリング事業を以下のとおり実施しました。

①報酬体系の整備
企業が必要とするスキルを明示し、それを保有するものやリスキリングプログラムで優秀な成績を収めた者に報いる報酬体系を整備しました。

②キャリア開発支援
キャリア支援ツールを提供し、従業員が社内の就業機会を検索し、その部門の今後の見通しや賃金の範囲などの情報を入手し、そのポストに就くために自分に必要なスキルを知ることができるようにしました。

③オンラインの訓練コースの開発と提供
外部の教育プラットフォームと連携し、WEB開発やデータ分析、プログラミングを学ぶことができるコースを提供するほか、大学と連携し、データサイエンスやサイバーセキュリティなどの学位プログラムを提供しました。

④自身のスキル取得状況の可視化、学習状況管理
従業員は自分のスキルを評価できるだけでなく、それに基づいて社内で就業可能な仕事を検索し、それに就くために必要な訓練コースを見つけ、講座予約等を行える学習状況管理システムを提供しました。

リスキリング後の変化

社内技術職の80%以上が社内移動によって充足させ、リスキリングプログラムに参加
した従業員は、そうでない従業員に比べ、1.1倍高い評価、1.3倍多い表彰、1.7倍の昇進を
実現し、離職率は1.6倍低下するという成果を上げました。

県内のリスキリング事例

いばらきリスキリングプロジェクト

情報通信技術や脱炭素化の急速な進展により、あらゆる産業にAIやデジタル化、脱炭素化の波が押し寄せています。
茨城県では、リスキリング推進による生産性向上と賃金水準の向上を支援するため、「茨城県リスキリング推進政策パッケージ」を取りまとめ、各施策を実施しています。

リスキリングを初めて行う場合でも、円滑に取り組みを進めていただけるよう、企業向けのマニュアルを作成しました。
リスキリングに対するよくある疑問や思い違いについても解説しています。

茨城県リスキリング推進協議会については、以下の県ホームページをご覧ください。

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